仮に、アメリカがこの記事の通りのフォーマット・シフティングを行ったとします。そうすると、インフラ的には日本から海外に出て行くことはまだまだ可能ですが、その逆が怪しい。アメリカのレーベルがCD用マスターの製造を止めたり製造数を減らすと、日本の洋楽はパッケージ商品をメインにビジネスを続けることができなくなる。CDはデラックス盤以外製造しないので輸入盤も激減していくでしょう(ただし、カタログ商品は残る)。とは言え、洋楽のシェアは2割ほど。なので、仮に洋楽CDが次第に消えていっても、今の傾向が変わらなければ邦楽はその後もCDメインでいくでしょう。このように、日本がソフトでもハードでも日本独自のマーケットが作られ、ついにはハードの面でも海外進出が難しくなった時、本当の意味での“ガラパゴス化”になるのではないかと思います。
Green Sound from Glasgow “ガラパゴス化”を再考する -JASPM23の個人発表を終えて-